IKI LUCA

世界を旅して、地元に出会い直す。
IKI LUCAは、福岡・筑後の織物「久留米絣」と、旅の経験から生まれたブランドです。

ディレクターの小倉知子さんは、金融の仕事を通じて東京、サンフランシスコ、シンガポールで暮らし、アフリカ・モザンビークでの銀行設立プロジェクトにも携わりました。その日々や旅のそばにあったのが、故郷で出会い直した久留米絣の服。繰り返し着ることで感じた心地よさが、ブランドの原点になっています。

久留米絣は、筑後の地で200年以上受け継がれてきた綿織物。肌になじむ素朴な風合いに加え、通気性がよく、丈夫であることから、人々の普段着や仕事着として親しまれてきました。着て、洗って、また着る。その繰り返しの中で風合いが増し、自分の暮らしになじんでいくことも魅力です。大切にしまっておくためではなく、日々身につけてこそ、その良さを感じられる素材なのです。

転機となったのは、南米・パタゴニアでの出会いでした。旅先で身につけていた久留米絣のスカートに、ニューヨークから来た女性が目を留め、「どこで買えるの?」と声をかけたのです。故郷の織物の魅力を、もっと多くの人へ届けたい。その瞬間に浮かんだ「旅する絣」という言葉が、IKI LUCAへとつながっていきました。

ブランド名に込められているのは、「どう生きるか」という問い。どこへ行くか、誰と会うか、今日何を着るか。日々の小さな選択の積み重ねが、その人の人生をつくっていく。IKI LUCAは、その選択肢のひとつとして、着る人の気持ちに心地よく寄り添う服を届けています。

大切にしているのは、手持ちの服にも自然になじみ、長く付き合えるシンプルなデザイン。まずは「素敵だな」「着てみたいな」と感じ、暮らしの中でさらにその良さを知る。そして、生地の向こうにある土地の風景や、受け継がれてきた技と知恵に出会う。装う楽しみから、伝統とのつながりが生まれていきます。

旅先で新しい景色に出会うときも、家で何気ない時間を過ごすときも、気負わず、ありのままの自分でいられる。IKI LUCAが届けたいのは、そんな毎日に自然と手が伸びる一着です。

久留米絣を今の暮らしに合う形へとつなぎ、次の世代へ手渡していく。
新しい一歩を踏み出す日にも、ゆっくりと自分を休める日にも。
IKI LUCAの旅衣は、人生という旅の相棒として、日々に寄り添います。